鳴門の案山子総受文章サイト
合体だ!
いや、ふざけてるんじゃない。
この状況で進みつつあるのは、もうそれでしょう・・・
もう、まさに鬼畜!!
イルカ先生って、こんなに積極的で、滅茶苦茶な人だったんだ・・・
というのが、顔に出てしまったのか、イルカ先生が俺を見る
「違うぞ、ナルト!」
「へ?」
「好きなら全力!」
ぶっ!!
こんなときでも、熱いってば。いや、こんなときだからこそか。
それっとばかりにカカシ先生の足を抱え上げる。
「ナルト、忘れてないよな?カカシさんは上忍だぞ」
なるほど。決定権はカカシ先生にあるということか。
俺は納得しかけたが、いやいやいやいや・・・これ、どう見ても違うでしょ。
大人の予定調和だけど、セックスの主導権、イルカ先生だろ!!
怒張したイルカ先生が、カカシ先生のソコにあたる。
いくら俺が準備させていただいたとはいえ、無理だよ、これは!
でかいな、ホント、イルカ先生!!
熱を放出する塊があたって、カカシ先生も、ハッとしたように
「先生、もう、」
と、何かを言いかける。
「ナルトに」
そう聞こえた。
「見られたくないっ」
うん・・・
気持ちはわかる。
ここまでやった(見た、触った、舐めた、指を入れた)俺だが、所詮こんなのは、ただののぞきの延長だ。
拡大解釈すれば、ただのイタズラ。スカートめくりと大差ない。
・・・いやいや、無理あるよ、そう決めつけることはさ、わかってる。
でも、いよいよ、本番だよ?
イルカ先生、カカシ先生に、アレを入れちゃうんだよ。
見てる俺は、ポジション同じだけど、カカシ先生は、全然違うだろうなあ・・・
いたずらとセックスは違う
おぼろげに、イルカ先生とカカシ先生の着地点が違うような気がしてきて、俺はカカシ先生の顔を見た。
俺の顔に、そんな迷いが出ていたのを、先生は見たに違いない。
「ナルト、頼むよ」
と、小さい声で言った。
でも、その間も、イルカ先生は、カカシ先生のソコに自分をあてがって、入れる気満々だ。
「センセ!待って・・・あ、やっ・・・」
手で、自分のソコを押さえながら、俺に出て行ってと目で合図する。
俺は無言で頷くと、イルカ先生の気分の邪魔をしないようにそっと部屋を出た。
◇
・・・・・
・・・・・馬鹿な久しぶりの再会は、これで終わりだ。
無言で荷物をまとめ、早くも聞こえ始めたカカシ先生の、腰がムズムズするような喘ぎ声を聞きながら、イルカ先生の家を出た。
墨を流したような深夜だったが、もう、東の空に僅かに白みがかった色が見える。
「なんだ、これ・・・」
俺のつぶやきも、冷えた空気に固まる。
今頃、どんだけ乱れてるんだろう、あの人達・・・・・
乱れた寝不足の頭をボリボリかきながら、実は、俺は
カカシ先生をちょっとだけ裏切った
部屋を出るとき、先生の待っても聞かず、イルカ先生が動いたとき
俺は見てしまっていた。
イルカ先生のモノが、カカシ先生に入りかけているところ
あれだけ無理そうに見えたのに、カカシ先生の入り口が赤く開いて
イルカ先生を受け入れたトコ
普通なら、俺の行動にタイムラグがあることに気づきそうだが
あの状態では、カカシ先生も気づいてなかったと思う
同時に見えたカカシ先生の表情は、もう、俺にはそれを表現する術がない
何回も、嘘が混じるくらいに、回想して
夜明け前の街を走りだす
イルカ先生の誤算に俺は笑う
俺だって、あの人が欲しい
俺にそう決意させて、この馬鹿げた再会は本当にこれで終わり!だ