オビト、会議に参加する 4

「違うだろ、今見てるのが現世の最後だろ?」
は・・・・サスケ・・・よくまあ、この空気でそれを言うよ!!
「違うわよ、サスケ君。ここは、その境目らしいから」
「あ、そうか」
 納得するサスケ。平和だ・・・・
「この空間をさまよっている間に、何度も過去のカカシさんに会いに行ったんですね」
「ああ。時間の感覚が違うらしく、俺は頻繁に行ったが、カカシには長いときは数年あいていたようだ」
「でもオビトさん、これで終わりですか?」
きたよ、きたよ。隊長!!
「終わりだが?」
「はあ?だって、邪って言ったじゃないですか!」
「ああ、言ったな」
「どこが邪なんですか!!」
「ちゃんと聞いていたか?俺はカカシを抱きしめていて、性的に興奮していたんだ」
せ・・・性的興奮・・・って。普通に「勃つ」って言えばいいのに。
「はあ。聞いてましたけど」
「充分、邪だろう?」
ぶっ!!と向こうでサスケが噴いていた。
「ばかか、オビト!!」
「なんだと?」
「そんな程度、ヨコシマでもなんでもねえぞ!!」
始まった・・・
「アンタ、議事録読んで、きわどいとか言ってたよな」
オビトが頷く。
「そそ・・そういうのだよ!!俺たちが求めているのは!!」
「そ、そうだ!!サスケの言う通り!!」
こういうとこは、息ピッタリだ。
オビトは、スクラムを組む二人を見ていたが、
「わかったよ」
と言った。
「え?わかってくれた?(喜)」
「わかってくれちゃいましたか?!(嬉)」
・・・みっともない。
「俺とカカシが性行為をしているシーンを語ればいいんだな?」
ぶっ!!!    [←四人吹き出す音]
な・・・なんなんだろう、この人・・・・
隊長とは別の方向に、突き抜けている・・・・・
「ま、まあ、そういう事だ」
すぐに立ち直ってサスケが言う。
「このあと、またカカシに会いに行けばいいんだな」
「そういうことね」
もちろん、サクラちゃんも聞きたいらしい。
「じゃあ、話すぞ」
「待ってました!!!」
だから、それやめて、隊長・・・・・・
「うはっ!何回やってもこの瞬間がいいなあ、おい、ナルトぉ!!」
いいから黙れ、変態ども!
「でも、状況については責任は持たない」
は?どういうことだってば・・・?
「オビト!!もったいつけないで早く喋れ!!」
はあ・・・サスケ・・・・