妄想自慢 9


サスケは、俺たちに背を向けて、前屈みになっている。
  「サ・・・サスケ・・・」
俺が声をかけると、悔しそうにこっちを見た。
俺も、股間がやばい。
隊長を見る。
教壇に立って、あの、表情の読めない目で、俺たちを見ていた。
  「まだ続くんだけど・・・・・大丈夫かい?」
サスケが横でうなる。
  「てめえ、調子にのってんじゃねーぞ」
  「別に調子に乗ってなんかいないよ。ボクのスタンダードだな、この程度」
うわっ・・・・・隊長、イタイ!!
大人のくせに、なにその妄想ぶり。
しかも、偉そうに、そんな事披露して、いいのか?
暗部で№1なんだろ?暗部がそんなんじゃ、加速ついて、木ノ葉終了だってばよ。
  「くっそぉ~」
サ・・・サスケ・・・・・・
まともに悔しがってる。
まあ、お前はいいや。抜け忍だしな。俺はもう、なにも言わないよ。
しかしな~・・・・火影になったら、考えなきゃなぁ~・・・・
こんなに、里の人間が、やばいっていうのは、どうしたもんかな?
定期的に、こういう集まりを開いて、ガス抜きさせるしかないだろうな。
参加できない人は、議事録で、ガス抜き・・・・・・・
やべえーよ、この会議に、正当性が出てきちゃうよ・・・・
カカシ先生だけじゃなく、いろんな人がまな板のうえに乗っちゃうよ。
ん?なんか、どっかの国みたいになってきたぞ。
あの、幻の、萌えの国・・・・・・・・
  「ナルト?!」
  「え、ああ、隊長!!」
  「続けてもいいかな?」
  「はい・・・・どうぞ・・・・」
ヤマト隊長・・・・・・・
人は見かけによらないなぁ~・・・・・